くりっく365の生まれた背景
くりっく365と通常のFXとの違いが分らないと言う声を良く耳にします。くりっく365は広義でのFXの一種です。しかし細かな内容を見てみると同じFXとは言っても、くりっく365と通常の相対取引の業者(OTC:Over the counterとも呼ばれます)では大きな相違点がいくつもあります。ここではまずくりっく365が誕生するきっかけとなった背景から説明しましょう。
1998年の外為法の改正は金融業界に大きな変革をもたらしました。特にこの改正をきっかけとしてFXに新規参入する業者が急増しました。しかし雨後のタケノコのように現れたFX業者の中にはかなりきわどい運営を行う業者も含まれており、また一方ではFXに対する規制もほとんど無かったため投資家との間に様々なトラブルを引き起こす場合もありました。
くりっく365と税制
くりっく365と通常のFX(相対取引による)とではいくつかの相違点があります。中でも最も大きな特色となっているのは税制面での違いです。
くりっく365も相対取引によるFXも利益は雑所得に分類されます。しかしくりっく365では申告分離課税として一定の20%が税率となるのに対して、相対取引におるFXでは総合課税、しかも累進課税方式ですので税率は15~50%の幅で大きく変化します。せっかく大きく利益を上げても20%と50%の税率の違いでは税金として支払うべき金額の差が数百万円にも及ぶことも良くあります。そのためくりっく365は相対取引のFXに比べると税制面で非常に優遇されていると言われるのです。
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くりっく365のスワップポイント
くりっく365についてはスワップポイントも大きな特徴の一つです。
相対取引のFXでは通常多くの業者が、同一通貨ペアの場合であれば買いの時に受け取れるスワップポイントを少なく、逆に売りの時のスワップポイントを大きく設定しています。相対取引のFXでは最悪の場合、売っても買ってもスワップポイントを支払わなければならないケースさえあるほどです。これはスワップポイントの差額が相対取引FXの場合は業者の利益になっているためです。
しかしくりっく365では受取金額も支払い金額もスワップポイントを同額に設定しています。そのため取引上はいっそう透明度を増すことになり、さらに健全な投資が可能となっています。ただしくりっく365のスワップポイントは相対取引のFXに比較すると若干ですが低めに設定されているケースが多いようです。これによりスワップを受け取る場合は少額となる可能性がありますが、逆に支払わなければならない場合には少額で済むため損失が軽減されることになります。
くりっく365の安全性
くりっく365はその誕生の背景に乱立するFX業者によるトラブルを防ぎ、FXにおける取引の安定性と透明性を強化すると言う狙いがありました。
このためくりっく365に参加できるのはあらかじめ東京金融取引所が指定した「マーケットメイカー」と呼ばれる業者のみとなっています。
このマーケットメイカーに選定されるには、金融先物取引法及び取引所規則の両方の基準を満たし、取引所から資格を取得することが必要となります。このハードルは相当に高く、金融商品取引法の業者登録基準からさらに純資産として30億円以上あることが条件の一つとなっています。
クリック365の将来性
くりっく365は混沌としていた日本におけるFX業界に健全な方向性を持たせるものとして誕生しました。そのためその取引においては相対取引のFX業者よりもいっそう明快で透明な取引が行える仕組みになっています。
例えば取引価格に関しては、相対取引のFX業者では各業者が示す売買価格での取引となるのに対し、くりっく365では複数の金融機関が提示する売買価格から、投資家に最も有利となる売買価格を取引所が合成することになります。そのため同一時点であればどのクリック365から取引を行っても同じ価格が提供されるということになります。またこれとともに投資家が売買可能となる数量においても明示されているためよりいっそう透明性の高い取引が可能となっています。